ひかるたちがリレミトで里に戻ると、
すると、あやしい連中が里に入り込んで暴れまわっていた。
赤い兵士1、
「我らに声をかけてくるとは、なかなか、肝がすわっている。きにいらねえなあ。貴様ら、ネズミはネズミらしくびくびくおびえていればいいんだ。」
赤い兵士2、
「われらのじゃまをするなら、貴様も剣のさびにしてくれるぞ。」
ガナンの兵士、
「われらは、いだいなる魔帝国ガナンの兵士だ。このドミールは、かつて、わが帝国に、逆らったものたちの巣くつ。地上に残す価値のない場所だ。空の英雄グレイナルともどもこの地にいるものは、ひとり残らず葬りさってくれよう。」
ナイトリッチとゾンビナイト2匹と戦闘。
ガナンの兵士、
「よくもやってくれたな。この・・・こと、将軍に報告せねば・・・。」
ゲルニック将軍、
「ほっほっほっ・・・。もう知ってますよ。」
ガナンの兵士、
「おお、ゲルニック将軍! どうか、お助けを。」
ゲルニック将軍、
「やれやれ、いだいなる帝国の兵士ともあろうものが、人間ごときに遅れをとろうとは。まったく、嘆かわしい限り、あなたには、どうやら、おしおきが必要なようですね。」
ガナンの兵士、
「そんな。た・・・助けてくれぇ!!」
「ぐぎゃー!!」
「ひっ ひぃ〜。」
ゲルニック将軍、
「どこかで見たかと思ったら、あなたは、イザヤールさんの・・・。なんと、生きてらっしゃったんですか? 帝国の敵はグレイナルだけではないということですね。まあ、いいでしょう。あなたも、グレイナルもドミールもどうせもうすぐこの地上から消え失せるのですから。」
ゲルニックと名乗る魔物は去り、ドミールは平穏を取り戻した。
グレイナルだドラゴンであったことは、里の人は知っていたのだろう・・・。
火山の入口に行くと、ばあやから
グレイナル様からの伝言があるという。
どういうわけか、心変りして、条件付きで、あんたの話を聞いてやってもいいということになったらしい。その条件とは、あんたが仲間を連れずに一人きりで竜の火酒を持って山頂まで来ることだそうだ。
一人で来るとなると、セントシュタインのリッカの宿屋にあるルイーダの店に行って、仲間をあづけなければならない。
ひかるたちは、ひとまず、セントシュタインに戻ることになった。