けれど ひかる・・・・・・
あなたには 別の役目があります
ひかる あなたは 人間として
人間たちの世界の守り人に
なってください・・・・・・
神の国も 私も じきに あなたの目には
見えなくなるでしょう。
・・・・・・お行きなさい ひかる
あなたの・・・・・・人間の世界へと
・・・・・・ありがとう・・・・・・
ねぇ? だれかいるの?
いるのだったら 姿を見せてよ
何かを言ってよ。
そんな 人々の声が聞こえる・・・・・・。
いったい いつの頃から
この世界を見守ってきたんだろう・・・。
ボクたちは 天使と よばれていた。
ひかるから、
サンディたちの姿が見えなくなってきていた。
サンディ、
「うぐっ、くすっ。なによぉ、これでお別れなんて、そんなのさみしいよぉ〜。」
アギロ、
「しょうがねえだろ。ひかるは人間になっちまったんだ、もう住む世界が違うんだよ。」
サンディ、
「そんなのカンケーないじゃん、テンチョーのバカーっ!!」
アギロ、
「悪いなあ、ひかる。あいつ、まだ、ガキだからよ。許してやってくれや。じゃあな、ひかる。幸運を祈るぜ。」
サンディ、
「ひかるーっ。これまで一緒に旅して、けっこーおもしろかったよ。人間になっても、アタシとあんたは友だちだからね。よーく、覚えときなさいよ。」
サンディ、
「最後だから、あんたにだけ、アタシのひみつを教えてあげる。あのねーっ! ずーっと、ひみつにしてたんだけど、」
サンディ、
「何をかくそう・・・じつは・・・・・・! ・・・・・・ネ・・・・・・・・・・・・に・・・・・・。」

気が付いたら、
ひかるは、アユムダーマ島の青い木の付近にいた。そこで、南のツォの浜に、女神の果実のようなものが落ちるのを見た。
ひかるは、ツォの浜に行ってみた。
久々の
オリガとの再会。最近、初めて漁に出たらしい。また、この浜では、初めて漁師になるときに、親から漁師のお守りをもらう風習がある。
オリガは、もらえたのか?
オリガ、
「あっ、あなたは・・・・・・、あの時の旅人さん?」
ひかる、
「はい。」
オリガ、
「やっぱり。なんだか、ずいぶん久しぶりに会った気がしますね。まだ、見習いで失敗ばかりですけど、みんなと一緒に漁に出るようになったんですよ。」
オリガ、
「実は、ちょっと気になることがあるんです。この前、漁に出たときに大きな影を見たんです。あれは、きっと本物のぬしさま。あたし、どうしても本物のぬしさまに会ってみたいんです。」
会う方法は、昔、この村にいた、ぬしさまの巫女が知っている。ただ、その人はすでに亡くなっていると言う。
夜、ぬしさまの巫女と名乗る幽霊が浜辺にいた。
彼女によると、実際にぬしさまをまつる儀式をやっていたが、実際に会ったことはないようだ。ただし、彼女が儀式のときに見に着けていた装備は、ぬしさまのお気に入りだったと言う。その装備は、うみなりの杖に水の羽衣、そして、みかがみの盾だそうだ。
そこで、とある場所を回って、アイテムを探したり錬金したりして、装備を、ゲットした。
オリガ、
「あ、旅人さん、うみなりの杖に水の羽衣、みかがみの盾は、手に入りました? 手に入ったみたいですね。ありがとうございます。旅人さん。」
オリガ、
「では、さっそく、ぬしさまを呼んでみます。」
オリガ、
「・・・・・・ぬしさま、おられるのであれば、お姿をお見せください・・・・・・。」
オリガ、
「ぬしさま!?」
オリガ、
「様子が変ですね。これは、危ないかも。ぬしさま、どうか落ち着いて、あたしは、オリガ、ツォの浜のものです。」
オリガ、
「ぬしさまに何を言っても聞いてもらえません。」
ぬしさまと戦闘。
オリガ、
「ありがとうございます。」
オリガ、
「それにしても、ぬしさまはなぜ?。」
ぬしさま、
「そうじゃ〜、わしは、ぬしさまじゃ〜。いじめたりして、すまんの〜。わしゃ、ちょっとネボケとったわ〜。ええカンジのかっこうをしてるモンがいたので、ついジャレついてしもうたんじゃ〜。」
オリガ、
「漁で大きな影を見て、もしかして、ぬしさまと思い呼びました。」
ぬしさま、
「おおう、そうじゃったか。じつは、わしも、おまえさんもさがしておったんじゃよ〜。」
オリガ、
「えっ、あたしをですか?」
ぬしさま、
「うむ、これじゃ。」
ぬしさまの口から出てきたのは、漁師のお守りだった。父親は、これを渡せなかったことを、最後まで気にかけていた。
オリガ、
「これを渡すために、ぬしさまは・・・・・・?」
さらに、ぬしさまは、忘れていたと言って、女神の果実を口から出した。
「海で拾った、これも大切なものじゃろ。」
オリガ、
「これ・・・・・・、あの時の果実。とうして、また。この果実は、あなたにあげます。私には必要のない物ですから。」
オリガ、
「あたし、覚えています。お父さんがそれを食べて、願いがかなった事。あなたは今、とても寂しい顔をしている。あのときのあたしとおんなじ顔。もし会いたい人がいるなら、その果実を食べると良いです。」
ひかるは、女神の果実を食べた。すると・・・・・・。
サンディ、
「ハロー、ひかる。アタシが見えてる?アタシの声が聞こえてる? ひかる、おっかえり〜。」
アギロ、
「女神の果実で俺に会いたいと願うなんて泣かせるねぇ。」
サンディ、
「ちょっ、テンチョー、ひかるは、アタシに会いたかったんですケド。」
アギロ、
「どっちでもいいじゃないか。こうして、また、ひかると会えてうれしいぜ。なあ、ひかる。人間の守り人になれと女神セレシアから言われたんだよな。そこでな、この天の箱舟をあんたに任せようと思うんだな。」
この世界を狙う恐ろしい連中は、世界中に散らばる、
「宝の地図」の洞くつに潜んでいると言う。その地図を探し当てて、やつらを倒していくのが、今後の
ひかるの使命となる。
アギロ、
「ひかる、新たな旅立ちだ。」
ひかるの人間としての新たな旅が始まった・・・・・・。
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(DQ9 プレイ日記 完)