ドラゴンクエストIX - 星空の守り人 - プレイ日記 第9話
「ぎゃる天使サンディ」
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ルイーダが村に着いた夜、リッカの家の前には、遺跡にもいた幽霊がいた。幽霊はびっくりした様子で、「わたしのことが見えるんですか?」と言った。不思議な人と思った幽霊は、自己紹介をはじめた。「私、リッカの父親、リベルトと申します。はやり病でポックリいって以来、はや2年、、、ご覧のとおりいまだに地上をさまよっています。ところで、あなたは?」ひかるは、リベルトに、自分の名前を告げると、びっくりした様子で、「もしや、守護天使さま。」と言った。

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そのとき、2人の間に、なぞのガングロ天使が現れた。ガングロ天使は、ずうずうしくも、「いったぁ〜い。ちょっとぉ、ボケッとしてないで、かわしなさいよっ!」と言った。でも、ガングロ天使が気になっていたのは、幽霊リベルトの会話であった。

ガングロいわく、「いま、天使とか言ったよネ? あたしもそう思ったケド、いまいち確信がもてないのよネ、、、。その人には、光る頭のワッカも背中の翼もついていない。これって、変くね?」でも、リベルトは、いきなり割り込んできた、ガングロ天使のほうが、変だと思っていた。

そこで、ガングロ天使は、自己紹介を始めた。「聞いておどろけっ! アタシは、なぞの乙女(ぎゃる)サンディ。あの、天の箱舟の運転士よっ!!」

リベルトは、わけがわからなくなってきていた。

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サンディが名乗ったと言うことで、ひかるも正体を名乗らざるを得なくなった。
サンディは、あのときの大地震で、天使界から落ちてきて気がついたら、ワッカも翼もなくしていた。でも、たましいを見る力は残っているという半端な状態なんだと推測した。
それでも、疑いを持っていたサンディは、ひかるに注文をつけた。「天使と認めてほしかったら、魂を昇天させて見なさい。」と。魂と言えば、ちょうど、その場所に、幽霊がいるではないか。

と言うことで、天使と認めてもらうために、リベルトを昇天させることになった。天使と認めれば、天の箱舟に乗せて天使界に送ると言う約束もした。

リベルトによると、自分の昇天を阻んでいる未練は、村の宿屋の裏の高台に埋めたものではないかと言っていた。ひかるは、早速、高台を調べてみると、トロフィーを見つけた。トロフィーには、「なんじを宿王と認め、これを贈る。セントシュタイン王」と刻まれていた。
それを、リベルトに見せると、「実は、この村に来たとき、封印したんですよ。リッカのために。。。セントシュタインの思いを断ち切るために。。。幼いころのリッカは、病弱であの子のためを思って、この村に帰ってきたんです。それが、死んだ妻の願いでもありました。そんなトロフィーを見たらなんて思うか?」

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でも、ひかるは、トロフィーを、リッカに見せることにした。すると、リッカは、「ルイーダさんの話は、本当だったんだ。父さんは、宿王の地位を捨ててまで、ウォルロ村に帰ってきたの? 父さんが何を考えていたか、さっぱりわからないよ。」

混乱したリッカの前に、おじいちゃんが現れた。「そのことについては、わしのほうから話そう。」。いままでは、口止めされていたから話すことはできなかったが、王話してもいい時期と判断した。「お前は、小さいころ、病気がちだったのを覚えているじゃろう。その体質は、母親譲りのものじゃ。本来なら、成長するにしたがって、弱っていき、やがて、死にいたる。実際、母親も、身体が弱く、若くして亡くなっているな。(リッカが元気になったのは、)この村の滝の水、ウォルロの名水を飲んで育ったおかげじゃ。(あいつは、)自分の夢よりも、娘を助ける道を選んだのじゃよ。」
リッカは、「わたしが、父さんの夢を、奪ったんだ。」とショックを受けた。おそらく、リベルトは、そう思われたくなくて、口止めをしていたに違いない。

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リッカは、ひかるに言った。「わたし、セントシュタインに行くことするわ。私に何ができるかわからないけど、ルイーダさんの申し出を引き受けてみるよ」

おじいちゃんは、「あわただしいけど、いつか、こんな日が来るとは思ってなかったけど、あの子が言ってしまうと、さびしくなるのう。」と言っていた。

いよいよ、明日が、出発の日になった。

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(第10話につづく)
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