ドラゴンクエストIX - 星空の守り人 - プレイ日記 第37話
「3つのお墓」
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ひかるたちは、マキナがさらわれたという、北の洞くつに向かった。



北の洞くつは、誘拐犯のアジトになっていた。しかし、誘拐犯2人は、人質のマキナに関してトラブルになっていた。



「おいおいおい! どうなっているんだ。」
「あの娘、親なんかいないって言ってますぜ。しかも、屋敷の使用人も全員クビにしちまったから、誘拐に気づく奴なんていないって。そういや、あの屋敷、人の気配がなかったな。」
アニキいわく、「ばっきゃろー! あきらめるな! 家族がいなくても友だちか誰か一人くらいいるだろう。もうしばらく待つんだ。きっと誰かが俺たちのために、身代金持ってきてくれるさ。」
別の誘拐犯の男、「かっこいいぜ! アニキ!」



奥に進むと、「いらっしゃいませ。どうぞ椅子にお座りください。」の立て札があった。ひかるは、立て札の通り、近くの椅子に座って待った。すると、誘拐犯のアニキがやってきた。「あんた、まさか、身代金を。わかってます、わかってます。マキナお嬢さんの、あんたすばらしい人だ。誘拐した甲斐があった。大丈夫、お嬢さんは元気にしていますよ。かすり傷つけていません。」

アニキは、別の誘拐犯の男に、マキナを連れてくるように指示をした。



しばらくして、別の誘拐犯の男が戻ってきた。「アニキ、たいへんだー!! 捕まえていたお嬢さんが逃げてしまった。」



ひかるたちは、マキナを探すため、奥へ。マキナを捕えていた牢獄は鉄格子が壊されていた。誘拐犯によると、奥には、メタルハンターが住み着いており、マキナがやられてしまうかも知れないという。



奥に進むと、石碑があった。これより先は、誘拐犯も足を踏み入れていない領域だった。石碑には、こう書かれていた。「旅人よ、心せよ。ズオーに出会いし時、そなたの旅は終わるであろう。」



さらに、先に進むと、マキナの姿があった。いや、マキナではなく、マウリヤである。
マウリヤは、言った。「あら、ごきげんよう。・・・マウリヤ。どうして、私の名前を知ってるの? わたし、新しいお友だちに会いに来たの。ひげとマスクのお友だち。でも、ちっとも楽しくないから散歩してたのよ。あなたは? おさんぽ?」



すると、「ズオオオオオーーーー!!」と音を立てながら、魔物がやってきた。
マウリヤは、「とってもユニークね、友だちにならない?」と言うとすぐに、魔物は、マウリヤを地面にたたきつけた。マウリヤは、動かなくなった。
おそらく、この魔物は、先ほどの石碑に出てきた、ズオーだろう。

ひかるたちは、ズオーと戦闘の上、倒した。



誘拐犯がマウリヤのところに近づくと、息をしていなかった。「死んでる。」。しかし、次の瞬間、マウリヤは、起き上がり、「ああ、びっくりした。」と言った。



死体がよみがえったと思った誘拐犯は、怖くなり、逃げ出してしまった。
マウリヤは、自分がバケモノ扱いされたと思った。



すると、どこからともなく、声が聞こえた。



・・・あなたは・・・
・・・バケモノじゃない・・・
・・・大切な私のお友だち・・・

ごめんなさい。もう遊べないのよ。もう二度と遊べないの。

・・・マウリヤ・・・
・・・大好きなお友だち・・・
・・・ありがとう・・・

それは、マキナの声だった。



マウリヤは、元の人形に戻ることを決意した。



サンマロウの町に戻ったひかるたちは、大好きなお友だちの墓に供えてあった人形から、女神の果実を手に入れた。人形は、それっきり動くことはなかった。

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(第38話に続く)
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