元族長
ラボルチュから、
「女の子の人形を取り返してきてほしい。」という依頼を、カルバドの民である
ヘンチビシが受けた。草原を歩いているときに魔物に奪われたらしい。元族長は、夜な夜な人形を見てにやにやしていたようだ。なので、相当大事なものなんだろう。人形は、ビババンゴと言う魔物が持っているらしいのだが、眠らせてから盗まないと取り返せない。と言うことで、人形の取り返しを引き受けた。(クエストNo.035)
「ぬすむ」特技を使うには、盗賊にならなければならない。と言うことで、仲間のみくに、
「ぬすむ」特技を覚えるまで一時的に盗賊になってもらうことにした。
ダーマの神殿にて、
みくが盗賊に転職した。
カルバド大草原にて、
みくのお宝スキルを10まで上げて、
「ぬすむ」を覚える。ビババンゴと戦闘し、
ゆうきの
「ラリホー」で眠らせて
みくの
「ぬすむ」で
「女の子の人形」をゲットする。
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カルバドの集落にて、
「女の子の人形」を
ヘンチビシに渡すと、
ラボルチュがやって来た。
ラボルチュ、
「なぜ、そなたが持っているのだ。」
ヘンチビシ、
「もうしわけねえです。おら一人じゃとても無理で、ひかるさんにお願いしたです。そうだったのか、これはな、パルの誕生日に渡そうと思い、俺が作った人形なのだ。パルは人形好きだったからな、おれなりに頑張ってパルに似せて作ったのだが。結局、わたせないままになってしまったからなあ。あいつのお墓に供えようと思ってな。俺が、人形を作っているなんて、言えたもんじゃねえ。だから、秘密にしておいたんだ。」
ひかるは、女の子の人形を渡した。
ラボルチュ、
「ようやく、俺の想いが届けられる。」
ヘンチビシ、
「まさか、そんなしゅみがラボルチュさまに・・・、うたがった自分が恥ずかしい。。。」
一件落着後、ダーマ神殿にて、
みくの職業を魔法使いに戻した。
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(第49話に続く)