天使、
「ああ、なつかしい、天使界だ。ようやく、帰ってこれた。」
天使、
「われわれのことは、心配はいらん。ひかるは、長老オムイさまに地上で起きたことを報告してきてくれ。」
長老に報告をするために向かっていると、こんな声が聞こえた。
天使、
「イザヤールさんってすごいよな。たった一人で7個の女神の果実を見つけてくたんだもんな。」
なんと、女神の果実の手柄は、
イザヤールにすり替えられていた。
オムイ、
「とらわれた天使の救出、まことにごくろう。地上では、何が起きているのだ。詳しく話してみよ。」
ひかるは、地上での出来事を報告した。
オムイ、
「なんと、あの魔帝国ガナンがよみがえったのか!」
オムイ、
「ひかるよ、さきほど、おまえは、こう言ったな、師であるイザヤールに裏切られ、女神の果実を奪われたと。しかし、個の通り、女神の果実は、この通り、天使界に戻ってきておる。そして、この女神の果実を届けたのは、、他でもない、イザヤールなのじゃ。」
なんと、魔帝国ガナンにわたったはずの女神の果実は天使界にあった。
オムイ、
「わしは、確かに、イザヤールから、女神の果実を受け取った。あいつが裏切り者とは、考えられぬのだ。じゃが、ひかるよ、おまえが嘘をつくはずもない。いったいどうなっておるのだ。・・・今は、考えてもらちがあかんな。」
オムイ、
「天使界には、こう伝えられておる。女神の果実が実るとき、神の国の道は開かれ、われら天使は、永遠の救いを得る。そして、その道を開き、いざなうは、天の箱舟・・・とな。わしは、言い伝えを信じ、神の国に行ってみようと思う。ひかるよ。おまえは、わしと共に、天の箱舟で神の国に向かうのじゃ。」
オムイは、神の国に行くことにした。